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「日隅一雄・情報流通促進基金」設立記者会見

下記の主旨・要綱にて、「日隅一雄・情報流通促進基金」設立記者会見を開催致しますので、多くの方の取材をお願い致したく、ご連絡を差し上げます。よろしくお願いいたします。

 

日時:2013年1月22日(火)午後3時半~

場所:東京地方裁判所内・司法記者クラブ

(記者クラブ加盟社でない方も是非ご参加ください)

出席者:同基金代表理事 海渡雄一(弁護士)・桂敬一(ジャーナリスト)

同基金理事 梓澤和幸(弁護士・News for the People in Japan代表)

 

 昼夜を惜しみ、表現の自由・情報公開・国民主権の促進のために活動していた日隅一雄弁護士が、2012年6月12日に49歳の若さで亡くなりました。日隅さんは京都大学法学部を卒業後、産経新聞の新聞記者として出発し、1998年に弁護士となってからもNHK番組改変事件、沖縄密約情報公開事件、グリーンピース鯨肉事件など表現の自由と情報公開に関する多くの訴訟を手がけました。

 

2011年5月25日、日隅さんは末期胆のう癌で余命半年と告知されました。当時、日隅さんは、東京電力の福島原発事故以来、連日インターネットメディア「NPJ(News for the People in Japan)」編集長として東電記者会見場に赴き、正確な事実を明らかにするため鋭い質問を繰り返していました。それから1年余、日隅さんは、病気と闘いながら、東京電力の会見に通い続け、「検証福島原発事故・記者会見」(共著)、「『主権者』は誰か」、「国民が主権者になるための5つの方法」などを刊行し、また多くの方々との対談や講演を重ねました。日隅さんの弁護士そしてジャーナリストとしての一生は、表現の自由の確立と情報公開の推進等を通じて市民に主権を取り戻すという目標に貫かれていました。

 

「日隅一雄・情報流通促進基金」は、日隅さんの生前の志と功績を発展させ、表現の自由の確立と情報公開の推進を通じて市民に主権を取り戻すために活動を続ける人々を支援することを目的として、2012年12月12日、日隅さんをしのんで寄せられた皆さまからのご厚意をもとに設立されました。本基金では、下記の事業を行います。

 

1.メディア制度の改革のための政策提言活動

 

2.「日隅一雄・情報流通促進賞」の贈呈(表現の自由・情報公開・国民主権の推進等に優れた活動をした個人・団体に対する表彰・賞金の贈呈)

 

3.「日隅一雄・情報流通促進援助制度」による財政援助(ジャーナリスト等の表現活動を擁護する法的サポート費用の援助)

 

記者会見当日は、日隅一雄さんの生前の活動紹介と共に、基金設立の経緯、基金の概要、「日隅一雄・情報流通促進賞」および「日隅一雄・情報流通促進援助制度」の概要・応募要項・賞授与の詳細等について、発表いたします。

 

【基金代表理事】

海渡雄一(弁護士)・桂敬一(ジャーナリスト)

【基金理事】

梓澤和幸(NPJ代表)・宇都宮健児(日弁連前会長)・木野龍逸(ジャーナリスト)・白石草(OurPlanet-TV)・田中早苗(弁護士)・西野瑠美子(NHK番組改変訴訟原告団)(五十音順)

 

日隅一雄・情報流通促進基金

〒101-0041

東京都千代田区神田須田町1-3 NAビル4階

TEL:03-3255-8877

FAX:03-3255-8876

Email:azusawa@azusawa.jp